概要
DUSTCELLはボーカルのEMAと作曲・編曲を担当するMisumiによる音楽ユニットで、2019年10月から活動している。人間という固定された枠を越えた、不定形で自由な存在として、歌声、電子音楽、歌詞、MV、ライブを一つの作品体系へまとめている。
名称は Dust(塵)と Cell(細胞)を組み合わせたもの。小さく不安定な個人であっても、音楽を通じて聴き手の身体や人生の一部になれるという意味が込められている。
創作上の位置づけ
Misumiは音色、ビート、空間の構築を担い、EMAは明瞭で強い識別性を持つ声によって物語の入口を作る。電子音楽、ロック、Future Bass、インダストリアルな質感と、欲望、孤独、自我、逃避を扱う歌詞が、美しさと狂気のあいだで交差する。
| 層 | 特徴 |
|---|---|
| 音楽 | 電子音、ロック、Future Bass、低音、工業的な質感 |
| 歌唱 | EMAの透明感と爆発力、脆さから強い声への移動 |
| 主題 | 欲望、孤独、自己否定、支配、逃避、存在の確認 |
| 映像 | 色彩、身体性、抽象空間、不安定な物語 |
メンバー
EMA
DUSTCELLのボーカル。低い語り、強い叫び、かすれた境界、長い旋律を行き来する高い表現力を持つ。
Misumi
作曲・編曲を担当する音楽家であり、VOCALOIDプロデューサーとしても活動する。疾走感、突然の高音、鋭い電子音色を用い、EMAの人声と結びつけてDUSTCELLのサウンドを作る。
活動歴
2019年
- 10月11日:「CULT」を発表し活動開始。
- 10月18日:KAMITSUBAKI STUDIOへの参加を発表。
- 11月22日:「STIGMA」を発表。
2020年
- 「LAZY」「Heaven and Hell」「DOMINATION」「LILAC」「SOPPY」などを発表。
- 5月20日:1st Full Album『SUMMIT』を発売。
- 7月31日:1st ONE-MAN LIVE『SUMMIT』を無観客配信として開催。
- 11月15日:2nd ONE-MAN LIVE『HOWL』をオンライン・会場の両形式で開催。
- 12月23日:「Mad Hatter」を発表。
2021年以降
「命の行方」がHAL専門学校の2021年度TVCMソングに採用され、「独白」などを通して個人的な物語の線を拡張した。その後も神椿の音楽、映像、舞台企画と接続しながら活動を続けている。
音楽作品とライブ
入口となる作品は「CULT」「STIGMA」「LAZY」「Heaven and Hell」「DOMINATION」「LILAC」「SOPPY」「アネモネ」「ONE」「終点」「DERO」「PAIN」「Mad Hatter」「命の行方」「独白」などである。
| 時期 | 主な作品 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 初期 | 「CULT」「STIGMA」「LAZY」 | ユニットの名前と電子音楽的な個性を確立 |
| 『SUMMIT』期 | 「Heaven and Hell」「LILAC」「アネモネ」「ONE」 | 投稿からアルバム・ライブへ展開 |
| 『HOWL』期 | 「DERO」「PAIN」「Mad Hatter」 | ライブの衝撃と暗い物語性を強化 |
| 後期 | 「命の行方」「独白」 | CMや個人感情へ表現を拡張 |
関連企画・設定
DUSTCELLは、リアルな歌手、VOCALOID制作、バーチャルアーティスト、MV、ライブをつなぐ位置にある。EMAとMisumiの異なる役割こそが、人の声と電子・バーチャルな創作の間を移動できる基盤となっている。
参考資料
- DUSTCELL公式YouTube、公式SNS、公開作品。
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